11月12日の北陸武専で、峠道院長(京都京極道院)のお話が印象的だったので 、本日の法話でその話の一つを紹介しました。
知識と知恵の違いについてです。漢字は、4年生ぐらいでも読めました。意味の違いを説明しようとすると高校生でも難しいようです。
知識は、単に頭の中だけで知っているだけ。
知恵は、行動や働きかけがあり、人に恵みをもたらす知である。
知っているだけでなく、行動が伴わなければ役に立ちませんね。
知識ばかりでなく知恵も身につけていけたら良いですね。
こんな話をしました。
最近、いじめ問題が一段と強く取り上げられています。いじめはいけない事だと誰もが知識を持っています。しかし、それを防ぐ知恵は、なかなか発揮できません。いじめをなくしていける知恵が、皆にあれば良いのですが・・・。
知恵のもう一段階上は、智慧(ちえ)でしょうか?この漢字は仏の知恵と言う意味が加えられているようです。本当に必要なのは智慧なのでしょう。