2006年11月9日木曜日

レシート

 本日の練習の最後に法話でこんな話をしました。11月5日の研修会での感想です。馳議員の講演で聞いたレシートの話題です。レジでもらうレシートと同じ意味だそうですが、プロレスでの話だそうです。講演の最後におまけとしてプロレスの話題を話してくれた時の内容です。
 プロレスでは、本気で技を繰り出すが、それは、相手に「私はこれくらい練習してます」と伝える事にもなるそうです。相手も同じくらいの本気度と強さで技を繰り出しても自分はそれを受けるだけの準備ができている事を示した事になるそうです。だから、新人は怖くて先輩に本気で掛かって行けないそうです。逆に実力も無いのに本気で掛かって行くとケガをしてしまうことになるそうです。「プロレスラーは、本気で技を出し合ってもケガをしない程度にトレーニングも積んでいるんだ」と話していました。暗黙の了解でそれを伝える事をレシートと呼んでいるそうです。
 このレシートは、普段の生活でも当てはめることができるのではないかと思いました。にこっと笑って「こんにちは!」と言うのと、ぶすっとして「こんにちは」と言うのでは、相手が受け取る印象は全く違った物になります。
 相手を無理矢理変えることは、なかなか難しい事ですが、自分の接し方を変えるだけで、案外相手の対応も変わってくるのではないでしょうか?
 挑戦的なもの言いだったり、横柄な態度で答えたりしていると相手も段々喧嘩腰になってきたりします。
 レシートの意味をこんな風に捉えて考えてみました。このような真意で馳議員が話したのかどうかは知りませんが、私が話を聞いて考えた感想です。