今年のまとめ
2021年12月
制限された年ももう師走となりました




少年初段合格
おめでとう、ございます。
これからは、黒帯です。共に頑張って行きましょう。
2020年の新年に下記の様に書きました。
「ねずみ年」で干支が一回りしました。
今までの価値観や基準が変わるかもしれません。
しっかりと周りを見定める1年としたいです。
2021年1月3日
剛禅総本山少林寺 能登七尾道院のホームページです。
今年のまとめ
2021年12月
制限された年ももう師走となりました
少年初段合格
おめでとう、ございます。
これからは、黒帯です。共に頑張って行きましょう。
2021-12-25 少し実験「人間双六」
2022-1-9予定の能登地区新春法会の最後に「人間双六」を行おうと考えているのですが、どれくらい時間がかかるか?そもそも上手くいくかを実験してみました。
道院の床の柔法マット1枚を1マスとして36マスの双六を考えました。
サイコロも牛乳パックで作って見ました。
マス目には、様々な課題や命令が書いてあります。
定番の「振り出しに戻る」もあります。
課題は「振り子突き10本で1マス進む」や、少林寺拳法の学科の問題を答えさせる物を用意しました。
だいたい、30分ほどで3組ゴールできたので、まずまずかもしれません。
2021-12-25 法話 「今年を振り返って」
今年最後の修練日です。
皆さんには、大掃除を行ってもらいました。
いつもの作務より少し丁寧に行ってもらいました。
窓も拭いてもらいました。ありがとうございます。
さて、今年のお正月に書き初めで「禍転じて福と成す」と書きました。
去年、今年とコロナ禍に振り回され過ぎていったように思います。
その中でも、この1年で何か新たな変化やチャレンジはあったでしょうか?
昇級試験にチャレンジして昇級した人もいましたね!
私は、この春に「少法師」を拝命しました。
まだ十分にその責を果たせているか?自信はありませんが、頑張って行きたいと思います。
本来なら、七段にも挑戦したかったのですが、職業柄、県外移動は制限されていますから、本山まで受験しに行くことは出来ませんでした。世の中が落ち着いたら、是非、挑戦したいと考えています。
今年一年、ありがとうございました。来年も皆さんと頑張って行きたいと思います。
来年1月6日(木)から修練はスタートです。
1月8日(土)の修練は、1月9日(日)に振り替えて、能登地区の新春法会を行いたいと思います。14時からで他の道院・支部からも、ここ(能登七尾道院)に集まってもらいます。
ぜんざい会食は出来ませんが、初稽古、書き初めもしたいと思っています。
参加賞も準備します。
皆さん、参加して下さいね。
2021-12-23 待ち時間に絵本を読みました
2021-12-18(土) 本日午前中に志賀町武道館にて昇級試験がありました。
昨日から天気予報では、積雪、強風の注意報が出されていて、天候を心配していましたが、朝起きてみると、積雪はあまりなく、風もそれ程ではありませんでした。
良かった、良かった。
試験の結果も無事に合格することができ、良かった、良かった。
2021-12-16 法話「失敗してもよい場所」
対象:年長、小学生、中学生、一般
失敗するのは、誰でも嫌ですよね!
失敗するより、失敗しない方が、そりゃ、良いに決まっています。
しかし、どんなに失敗したくないと思って、失敗しないように気を付けていたとしても、自分の思い通りにはいかないので、失敗するときは失敗してしまいます。
でも、失敗も悪い事ばかりでは無いかもしれませんよ!
失敗しても、それを経験として活かして、次に繋げていけば行けば良いのです。始めてで、直ぐに出来るようになる人なんてほとんどいません。失敗しながら少しづつ上手くなっていくものだと思います。
そして、その失敗をしても良い場所が、ここ道院です。
先生は、技が出来なかったから、上手くできなかったからといって、「何で失敗したんだ!」などと叱ったことは無いでしょ! ここ(道院)では、どれだけ失敗しても良いのです。失敗したら、「何でなんだろうと?」と先生と一緒に考えれば良いのです。その為のアドバイスをするのが先生の役目です。
失敗しながら、先生と一緒に段々と上手くなっていきましょう!
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〜考察〜
最近感じるのですが、極端に失敗を恐れている人が増えているように思います。
失敗して、他人に怒られることを避けたがるのでしょうか?
挫折感を味わいたくないと思っているのでしょうか?
プライドが傷つくことを恐れているのでしょうか?
一度、失敗すると、それで終わりだと絶望感を感じるのでしょうか?
いずれにしても、一度や二度、失敗しても自分は大丈夫だという自信が少ないのではないかと思います。
成功体験は自信を付けるには良いと思いますが、失敗を乗り越えた体験も自信になるのではないかと思います。問題は、安心して失敗できる場所があるかどうか?なのかもしれません。
2021-12-9 法話 「自分を大切にする」
対象:年長、小学生、中学生、一般
前に「やる時は、やる」と、話しをした事があると思います。
今回、修練を頑張って行えて「やる時は、やる」が出来ていたと思います。
一所懸命頑張ると言う事は、「自分を大切にする」事になると思います。
逆に、いい加減に行う事は、「自分を大切にしていない」事になります。
一所懸命頑張ると、その成果は、全部自分に返ってくることになります。
同じ、自分の時間を使って行うならば、一所懸命頑張った方が良くはないですか?
いい加減に行っても良い物は身につかないし、時間だけが経ってしまって、もったいないと思います。
どうか、自分を大切にして下さいね。
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追加
どうせ行うなら、楽しむに越したことはありません。
イヤイヤ行っても楽しく無いですし、精神的にもきつくなってきます。
何かしら楽しみを見つけて取り組むと良いのかもしれません。
例えば、単純作業であっても、「今回は3分でできた。次は10秒短くできるようにしてみよう」とか、「30分で、ここまで片付けてやるぞ」など目標を決めて、楽しむとか?
これも「自分を大切にする」になりませんかね?
心の持ちよう、思考の切り替えで、マイナスをプラスに変換する事ができれば、随分、心を軽くすることが出来るので無いかと思います。
本日は、一般拳士が皆さんお休みだったので、少し早めに修練を終わらせて、15分ほどですが、絵本の読み聞かせを行ってみました。
道場に置いてある絵本の中から子供達が選んできた3冊です。
「まゆ と りゅう」文:富安陽子 絵:降矢なな やまんば母さんの子 まゆ のお話
「じごくのそうべえ」作:たじま ゆきひこ 上方落語『地獄八景亡者戯』
「バルバルさん」文:乾 栄里子 絵:西村敏雄 床屋にお客として動物が次々やってきます
2021-11-25 法話「やる時は、やる 2」
前にも何回か話しをしたことがありますが、
「やる時は、やる!」
出来ていますか?
練習する時は、練習する
作務する時は、作務をする
遊ぶ時は、しっかり遊ぶ
しなければいけない時は、しっかり集中してやる事が大切です。
「やる時は、やる!」は、自分を大切にすることに繋がります。
自分を大切にすると言う事は、自分の可能性を伸ばすことに繋がります。
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追加内容
「やる時は、やる!」と自分が行う事を切り替えることが出来ると言う事は、
自分を律する事が出来ると言う事です。
「自己確立」は、「自立」と「自律」だと考えているのですが、「やる時は、やる!」の行動が、「自律」を習慣として鍛えていくための方法ではないかと思っています。
「まあ、後でも良いか?」「この後で、やる気を出す!」「本気を出せば直ぐ出来るよ!」
などは、なかなか実行に移すことは難しいです。
私も意志が弱いので、「今、この目の前のしなければならないことに集中して直ぐに取りかかるんだ!」と自分に言い聞かせながら重い腰をあげています。
と、言いながら、億劫な事はなかなか始められないのですがね!
2021-11-6 法話 「自信と勇気と行動力」
対象:年長、小学生、中学生、一般
少林寺拳法の目的は、自信と勇気と行動力を持った人間を育てる事だと副読本の中に書いてあります。昇級試験にも出てきていましたね。
「自信と勇気と行動力」の最初にある「自信」を身につけるには、どうしたら良いのでしょうか?
「自信」を身につけるには、小さなチャレンジを行い、その小さな成功体験が大切なのではないかと思います。「帯を自分で結べるようになった」でも良いし「昇級試験に合格した」「この技ができた」でも良いと思います。小さな成功体験の繰り返しと、「頑張ったね」「良かったね」と言ってもらえる承認体験が重要なのだと思います。
この小さな自信があると、初めての事でも挑戦してみようと勇気が湧いてきます。この小さな勇気があると行動に移すことも出来ます。例え、行動した結果が失敗しても、もう一度チャレンジしてみようとなります。または、別の方法を試してみようと切り替えることができます。
この話をしたのは、練習前に「ほら、帯を自分で結んできたよ」見せに来てくれたからです。「おう、すばらしい」「やったね」
小さな成功体験は何でも良いと思うのですが、せっかく少林寺拳法を修業しているのだから少林寺拳法を通して自信を持ってもらいたいと思います。
-------------------以下は補足です------------------
自分を信じると書いて「自信」といいますが、「自信」とは何でしょうか?
「自信」は、「自己肯定感」と言い換えることができるかもしれません。
「自分はできるんだ」と考えられるかどうか?
チャレンジして成功できれば一番良いのですが、例え失敗しても「自分は大丈夫」「もう一度チャレンジすれば良い」と考えられるか?または、「他の可能性がある」と考えられるか?なのでは無いでしょうか?
「自信」を身につけるには、小さなチャレンジを行い、その小さな成功体験が大切なのではないかと思います。小さな成功体験の繰り返しと、身近な人から褒められた承認体験が重要なのだと思います。
「自信」が無いと他人や社会から必要とされていないと感じ、他人や社会から疎外されていると感じてしまいます。これが内向きに強く働いてしまうと、「鬱」や「閉じこもり」となってしまい、周りからの情報・刺激に反応できなくなったり、遮断してしまったりするのだと思います。また、自信が無いけどプライドは傷つけられたくないと感じると、外向きに攻撃性が強く働いて、切れやすくなったり、他人を傷つけたり、犯罪に走ったりするのだと思います。これも周りからの情報・刺激に過剰反応しているのだと思います。
もしかしたら、実力が無いのに自信過剰の人も、実は「自信」が無いので過剰に認められたいと思っていて、知らない間に虚勢を張っているのでしょうか?
「小さな自信」が沢山貯まっている人は、「心的エネルギー」が満ちてる人だと思います。
「心的エネルギー」満ちているからこそ、他人にも良い影響を与えることも出来るのだと思います。本当の意味での「自信」を持って、他人も良い影響を与えれる人が、「自信と勇気と行動力を持った人間」と言えるのでは無いでしょうか。