2024年11月10日日曜日
2024年11月9日土曜日
2024年11月8日金曜日
2024年11月4日月曜日
2024-11-3 能登復興ボランティア活動での縁
2024年11月3日(日)
SONY少林寺拳法部の根本和史 拳士
埼玉入間道院 田内 なおみ 拳士
大場 さん
東京別院 藤井省悟 先生
以上4名が、11月2日、3日と輪島市で能登復興ボランティア活動を行った帰りに能登七尾道院に宿泊され、4日に東京に戻られました
今回は、ボランティア団体 TEAM JAPANの活動に参加したそうです
皆さんは、陸前高田・桜ライン311プロジェクトに定期的に参加しているそうで、息の長い継続した取り組みに頭が下がります
せっかく能登七尾道院に立ち寄ってくださいましたので、楽しく夕飯をご一緒しました
七尾湾のお刺身とひやおろし酒(能登のお酒が見つからず、加賀のお酒ですが天狗舞と菊姫を用意しました)(お刺身に混じってスギヨのカニカマも用意しました)
陸前高田でのボランティア活動と能登半島での活動の共通点や違いなど様々な話を聞くことができました
能登半島では支援が必要な方が、点在している点が陸前高田とは違うそうです
共通点は人口減少など抱えている問題は地方の問題でもあります
取り壊しが済み、インフラが整えられ、人々の営みが戻ってくるには、やはり、何年もかかる様です
また、機会があれば、是非、能登七尾道院を使用して頂ければと思います
2024年11月2日土曜日
2024-11-1 あ・うん voL.97 道院長 元気の素
あ・うん voL.97 2024霜月・師走
道院長 元気の素
◆設立時の苦労
1996年、能登七尾支部道場の正認証を頂いたのは30歳の時です。金沢卯辰山道院からの独立でした。当時の安田嘉昌道院長(現:加賀かけはし道院長)と当時の梅岡和也道場長(元:金沢南道院長)、当時の加藤善成助教(現:金沢卯辰山道院)の後押しがあっての挑戦でした。まだまだ指導者としての自信も無く、週末毎に七尾市から80km離れた金沢卯辰山道院に通い、修練に参加させてもらっていました。
2007年に能登七尾道院へ移行し、2009年に現在の専有道場が完成し道場開きを行いました。運良く自宅近くに土地があり、建築関係の仕事をしている親戚に頼んで格安で建ててもらいました。基礎からしっかり工事してもらったおかげで、能登半島地震でもビクともしなかったようです。
◆指導の方針
子供たちには、「算数が得意」、「歌が上手い」、「足が速い」など、何でも良いので自信を持ってもらいたいと考えています。できれば少林寺拳法を通して自信を持ってもらいたい。「独りで帯が結べた」など簡単なことでも構いません。この積み重ねが自己肯定感に繋がり、頼りにできる自分の基礎が作られると考えます。自分を信じられる心、自信がなければ、他の人に優しくすることもできないと思います。その上で、自立と自律ができて、仲間と協調できる子を育てることが目標です。「強くて優しい子に育つ!」を目指しています。
一般部には、「本当の強さ」「究極の強さ」を身につけよう!と話しています。今、多くの人たちが自分を取り巻く環境に不安を抱いています。激しく変化する時代に、しなやかに対応できる自己を作り上げていくこと、「しなやかな”ココロ”と”カラダ”づくり!」これが究極の強さだと考えます。
◆修練時の声掛け
連続複数法形修練を取り入れ、左右とも修練するようにしています。連続した動きに戸惑ったり、左側の動きがぎこちなかったり、「先生が一番、下手だな!」「ううん、なかなか上手くいかないな〜」など、自分が失敗したこと、上手くいかなかったことを素直に口に出しています。そして、道院内では、「失敗しても良いよ!」と声を掛けています。
拳士たちには、失敗を恐れずにチャレンジして欲しいと思います。その中から小さな成功体験が得られれば最高です。できなくてもチャレンジした経験は得られます。悔しさや至らなさへの反省などです。失敗してもチャレンジしてみることは、自分の可能性を信じていることになります。やれば出来るかもしれない。それがダーマを信じるということではないでしょうか?
◆全国の拳士へのお礼
2024年1月1日、能登半島地震が起きました。石川県七尾市も震度6強と激しく揺れ、自宅も玄関先が歪んで今でもしっかりとは閉じなくなりました。瓦も少し歪んだようで修理が必要です。断水も2月半ばまで続きました。ここで少林寺拳法の団結力と行動力に驚かされましたが、すぐに全国から励ましの電話やメールが届き、支援物資までも送ってもらったり、届けてくれたりしました。ありがたい限りです。頂いた支援物資は、困っている拳士や近所の方などにお配りしました。
また、能登七尾道院の建物は無傷だったので、「道院開けないのですか?」との拳士からの要望もあり、2月から1ヶ月遅れで新春法会を行い、修練を再開することができました。それまではどこか緊張した日々だったのですが、修練再開が日常を取り戻すきっかけになったような気がします。
今まで当たり前に行えていたことが出来なくなるのは、本当に辛くなります。「脚下照顧」足下を照らして反省するという意味もありますが、もう一段深く考えると「当たり前と考えていることは、本当に当たり前なのか?」「本当は、とても恵まれているのではないか?」日々の当たり前が失われて初めて気付かされることがあります。
最後に全国の拳士の方々から少林寺拳法グループを通じて義援金を頂きました。一部を能登地区の全拳士に配布し、残りは七尾市をはじめ志賀町、穴水町、能登町、輪島市、珠洲市に寄付されました。ありがとうございます。まだまだ復興途中で、全国からボランティア活動として来県される拳士の方もいると思います。奥能登に出向く際は、七尾市を拠点として頂くと良いかもしれません。その際はお声を掛けてください。