先週に続いて蛍を見つけました。
今週も道院横の小川で探してみると、何と蛍に出会うことが出来ました。
今回は動画を撮ることに成功しました。
剛禅総本山少林寺 能登七尾道院のホームページです。
「失敗してもいいよ!」
拳士達には、そう呼びかけています。
前にも書いたかもしれませんが、繰り返し繰り返し、
「この道院の中では、どんなに失敗してもかまわないよ!」
「失敗するのは嫌かもしれないけど、始めて習ったりする事は、失敗して当たり前」
「一番行けないのが、やる前から、諦めてしまうこと」
「どうせできない」とか「やっても無駄」など
「チャレンジする前から諦めるのは、自分の可能性を自分で潰してしまっている」
「そんなのが、(私が)一番嫌い」
・・・・
失敗するのは誰で嫌だし、避けたいと考えるが、失敗することを極端に恐れている人が多いような気がします。道院内では、失敗を恐れずにチャレンジして欲しいと思います。その中から小さな成功体験が得られれば最高です。できなくてもチャレンジした経験は得られます。悔しさや至らなさへの反省などです。
失敗してもチャレンジしてみる事は、自分の可能性を信じていることになります。やれば出来るかもしれない。それがダーマを信じるという事では無いでしょうか?
繰り返しになりますが、道院内では何度失敗しても構いません。出来るようにするのが、指導者としての自分の役割です。出来ないのであれば指導者としての私の失敗です。まだまだ精進が足りてないのでしょう。反省の日々ですね。
鎮魂行について後編です。
*「経典」と「教典」の違い
金剛禅では、「経典」と書かずに「教典」と書きます。
一般の仏教のように「経典」としないのは、釈尊の教説(経)をまとめたものばかりでは無いからです。金剛禅の「教典」は、「拳禅一如」の修行を通して「金剛禅」の目的である「自己確立」と「自他共楽」の「理想境」実現に向かうために開祖が定めた規範、教えです。だから、教えが書かれた物として「教典」なのです。
少林寺拳法の修練時に鎮魂行を行っています。
鎮魂行を行うのには、どんな意味があるのでしょうか?
*修行の中での鎮魂行の位置づけ
金剛禅の修行は身心一如です。人間の肉体と精神は別々のように見えても、別々では無く、一つものです。つまり肉体だけを鍛錬しても真の人格は完成しないし、肉体を無視した精神修養だけでは、真の安心は得られないという事です。
そこで、金剛禅では、少林寺拳法(易筋行)を主たる「行」として修養し、健康な肉体と、健全な精神とのバランスのとれた自己の確立を目指しています。
そして、少林寺拳法(易筋行)の修練とともに必ず行う事になっている大切な修行の一つとしてと「鎮魂行」があります。
*鎮魂行で唱和する効果について
「鎮魂行」は、座禅を行いながら、金剛禅の「教典」にある教えを皆と共に唱和し、人としての在り方や修行の心得を自分自身に説き聞かせて身心を整えていきます。ここでポイントになるのが、皆で唱和することです。声に出して音読していく事は、目、耳、口を動かします。声が合わさり響き合うことで、体に染みこんでいくような感覚になります。さらに自分に言い聞かせるだけでなく、そこに居る皆が、お互いに確かめ合い、同じ目的に向かっている仲間としての結びつきが強くなるように思います。
*鎮魂の意味など
「鎮魂行」の「鎮魂」は、“亡くなった方の魂を鎮める”意味では無く、“自己の魂を鎮める”すなわち心を修め整えるという意味です。
後半に続く・・・
左のピンクの絵の「いいね」を見つけようでは、「合掌礼している」「靴を揃えている」「作務をしている」「小さい子の世話をしている」「達磨が置いてある」などと答えてくれました。
右の水色の絵では、「脚下照顧は、靴だけではなく、心を整えるためだよね」と答えてくれました。
学科の勉強を良くしていますね。
開祖忌法要で法話をしました。
今日(2022-5-12)は、開祖の命日にあたります。開祖の命日に近い日に全国の道院では、開祖忌法要を執り行っています。本山でも今度の日曜日(2022-5-15)に開祖忌法要が予定されています。開祖忌法要は、開祖を偲び、改めて少林寺拳法を修行し、金剛禅を精進していくことを誓う日でもあります。
開祖は、第二次世界大戦後、満州から苦労して日本に帰国し、返ってきた日本ではまだ敗戦間もない時期でもあったため、大変混乱した時代でした。開祖は、「このままでは日本はダメになってしまう」「日本をよくしていくためには、指導者となる人を育てる以外に無いと思い、少林寺拳法を創始し、この道を展開し始めました」
開祖の志は、良い指導者を育て世の中を良い方に変革していくことです。亡くなる直前まで開祖は、ボヤボヤしていると再び日本が戦争に巻き込まれてしまうと心配していました。それを防ぐためには、自分の頭で考えて行動することを説いていました。
最近では、ウクライナにロシアが侵攻して戦争状態になっていますよね。ロシアの指導者が戦争に行ってこいと命令を出したら、ロシアの若者は拒否することはできませんよね。ウクライナもロシアが攻めてきたら抵抗しますよね。指導者が戦争すると命令を出したら、周りの皆が巻き込まれてしまいます。兵士だけではありません。大人も子供関係ありません。我々も物の値段が上がったり、少なからず影響を受けています。
日本も、もしかしたら戦争に巻き込まれるかもしれません。先日も北朝鮮がミサイルを発射したと報道がありましたね。中国が台湾に攻め込んだら、確実に日本は巻き込まれるでしょうね。そうならないためには、やはり自分の頭で考えて、例えば投票に行って正しい指導者を選ぶ事が大切になったりします。
少し難しい話しになってしまいましたが、開祖がこんな事を考えて少林寺拳法を創始したんだよ!という話しをしてみました。
2022-4-10 本山公認オンライン教区講習会で、講義の中で 大阪北清水道院 高辻吉治 先生が紹介されていた「キャラ絵で学ぶ! 仏教図鑑」を買ってみました。
読みやすく、図鑑と言うだけあって、幅広く内容が記載されていました。
子供向け図鑑と言いながら、大人の方がハマってドンドン読み進めてしまいます。
シリーズで、後3冊ありました。